Excel で文書作成 で扱ったように、文字列のつもりで 『2011年11月1日』 と入力したり、 単なる記号や文字列のつもりで 11-2 とか 11/3、 または 6e23 のように入力してしまったり、 あるいは、 特に意図せず入力したデータにコロン (：) が含まれ、数値の後にスペースと A または P の文字が続いている場合は、 Excel はユーザーの意図に反して 日付、時刻形式あるいは指数表示の数値と認識することがあります。 6e23 は指数表示の 6 × 1023 (アボガドロ数）に判定されます。
②マウス右クリックして「セルの書式設定」 で 「表示形式」 の 『文字列』 を指定すればよいのですが、
セル入力前に設定しないと有効になりません。
11-2 と入力したセルを後で、『文字列』 に変更しても 11-2 に相当する 日付連番の数字が 文字として表示されるにすぎません。
③入力の前にアポストロフィ ( ’ ) を付けます。例えば 『 '6e23 』 の様にタイプします。
1/2 のような分数を日付形式に変換されないように入力するには、次の手順に従って分数を XX YY/ZZ の形式で入力します。
XX は分数の整数部分、YY は分子、ZZ は分母です。
① 分数を入力するセルを選択します。
② XX YY/ZZ の形式で分数を入力します。たとえば、次のように入力します。
6 7/8セルには分数が表示されますが、数式バーには分数の真の値が表示されます (この例の場合は 6.875)。
1/2 の場合 0 1/2 で、 ０．５ の値が入力できます。